国内グループ会社の取り組み
日立ソリューションズ・クリエイト
ホワイトハッカーが導く、持続可能なサイバーセキュリティ人財育成
サイバーセキュリティ技術をリードし続けてきた日立ソリューションズグループ。社会を支える重要なインフラやさまざまな企業・組織のセキュリティ対策を、20年以上にわたって支援してきました。 加速度的に巧妙化するサイバー攻撃のリスクを最小限に抑えるためには、インシデント対応能力の強化が不可欠です。経営層やマネジメント層が平時に定めたインシデントフローを、セキュリティ人財のみならず、すべての実務者・技術者層で共有し、リアルな実践演習を積み重ねるといった有事への備えが重要になります。 日立ソリューションズ・クリエイトでは、高度な専門性を認定されたホワイトハッカーチームによる、セキュリティ人財の育成・組織力強化を支援するための「サイバーセキュリティトレーニング」を提供しています。情報・制御セキュリティ、クラウドサービス、IoTといった多様な分野で培ってきたノウハウをもとに、実践的な演習を含むカリキュラムを実施。 従業員向けの基礎的な内容からCSIRT※1、PSIRT※2育成に特化したトレーニングまで、受講者層やレベルに合わせた豊富なコースラインナップをご用意しています。お客さまの人財育成計画に即した効果的な教育内容の提案も可能です。 サイバー攻撃の侵入・被害を前提とした新しい視点でのセキュリティ対策「サイバーレジリエンスソリューション」を展開する日立ソリューションズとの連携により、安心・安全に暮らせる社会の実現をめざします。
※1 CSIRT:Computer Security Incident Response Team セキュリティインシデント対応の専門チーム
※2 PSIRT:Product Security Incident Response Team製品セキュリティインシデントの対応チーム
河川水位判定サービス
近年、気候変動による局地的な豪雨などが多発。河川の堤防が決壊し、周辺地域に甚大な被害をもたらす災害が相次いでいます。自治体が実施する河川の水位監視業務は目視が一般的なため、豪雨などの際の作業には危険をともなうこともあります。
日立ソリューションズ・クリエイトでは、危険水位に達したことを判断するAIを開発。「河川水位判定サービス」を提供しています。水位監視業務の負担を大幅に軽減するとともに、周辺住民への注意喚起や早期避難の実現に貢献します。
※「河川水位判定サービス」は、総合設備エンジニアリング企業である株式会社中電工とハイテクインター株式会社との協創により実用化されたサービスです。
CAB CARDモバイル決済
法人向けタクシー専用決済サービス「CAB CARDモバイル決済」では、S.RIDE社との連携により、モバイルによる非接触決済、アプリからの配車予約などが可能になるなど、利便性の向上を図っています。また、デジタルデータを活用することで、利用状況の可視化による不正利用の抑制や、利用法人やタクシー会社における事務処理の負荷軽減、時間短縮が可能になりました。コンプライアンス対策、業務効率向上や働き方改革の推進も支援することで、持続可能な経営に貢献します。
個人と組織の両面から、セキュリティインシデント対応能力向上を強力に支援
企業におけるセキュリティ人財育成、組織体制を強化する「サイバーセキュリティトレーニング」では、企業のインシデント対応力に特化したトレーニングメニューをニーズに合わせ随時拡充しています。最新動向を踏まえて作成されたインシデントシナリオをもとに、ホワイトハットハッカーによる実践的なトレーニングを実施。サイバー攻撃への備え、被害からの迅速な回復など、事業継続をめざす上で求められるセキュリティ知識の向上をフルサポートします。
高校生ICT人財の発掘・育成への継続的な貢献
全国高等学校AIアスリート選手権大会「シンギュラリティバトルクエスト」は、高校生がICT技術を楽しみながら身につけていくイベント。Society5.0が実装された超高度情報化社会で必須となる知識、スキル、チームワークなどを総合的に身につけた「AIアスリート」の発掘・育成をめざしています。日立ソリューションズ・クリエイトは、2019年の大会設立時からイベントに継続的に参画。2023年度からは冠スポンサーとして協賛しています。
未来社会の基盤づくりに貢献する「スポンサー」としての活動を自らの成長の糧として、より強固なサステナブル経営の実現を加速していきます。
本部長を対象とした「アンコンシャスバイアス※VR研修」
本部長を対象に「アンコンシャスバイアスVR研修」を実施しました。研修ではVRゴーグルを用いて、ハラスメント、育児と仕事の両立、LGBTの各テーマの主人公になり、没入型の疑似体験を実施。 その後、グループディスカッションと講師のレクチャーを通じて、参加者は多様性の中に自分自身も含まれていることを再認識し、心理的安全性を高めるための具体的な行動を考えました。 今後は部課長への展開を順次進め、日立ソリューションズ・クリエイト全社で「ダイバーシティ・エクイティ・インクルージョンの自分ごと化」を浸透させていきます。
※ アンコンシャスバイアス:無意識の偏見が、自分の見方・行動・意思決定に無自覚に影響を及ぼすこと

