日立ソリューションズは、社会生活や企業活動を支えるソリューションを提供し、持続可能な社会の実現に取り組んでいます。

国内グループ会社の取り組み

日立ソリューションズ東日本

「uniSQUARE ぴこっと」が支える、誰も取り残さない社会への挑戦

日本の不登校児童生徒数は、約34万6千人以上(2023年度)に達し、過去最多となりました。背景にはさまざまな要因があり、学習面、生活面、精神面など多岐にわたります。教育・福祉・行政間での連携を密にし、状況に応じた学び方をサポートする体制づくりが急務といえます。
「uniSQUARE ぴこっと」は、不登校をはじめとする、特別な教育的支援を必要とする児童生徒を個別に支援するシステムです。児童生徒の詳細な情報を教員や保護者、関連する支援機関全体で共有化することで、実態や課題に即した教育支援計画の立案や支援内容の質的向上を図るとともに、教職員の作業負荷軽減をめざしています。学校法人鶴岡学園北海道文教大学内に設置されている恵庭市教育支援センター「学びの森」と市内中学校をオンラインで結んだ実証実験では、双方向コミュニケーションを活性化させる「uniSQUARE ぴこっと」の有効性が確認されました。アナログベースの連絡手段をデジタル化。不登校生徒の学習状況などの情報を時系列・俯瞰的に把握し、適切な早期対応と事務作業の効率化を実現しました。保護者と教員が気付きなどを共有することで、教員が適切な指導・支援をできるようになり、生徒の学習理解や自己肯定感、前向きな気持ちへとつなげられるようになります。一人ひとりの歩みに寄り添いながら、インクルーシブで持続可能な社会の実現に向け、発達障がい者などの就労支援に対するソリューション提案も進めてまいります。


「uniSQUARE ぴこっと」実証実験の全体イメージ
個別教育支援システム「ぴこっと」の仕組み

就労支援施設での利用イメージ(農福連携支援の場合)
個別教育支援システム「ぴこっと」の仕組み

次世代を担う従業員によるディスカッション「若手ES合宿」

「若手ES※合宿」は、入社後の生活の大半を新型コロナウイルス感染症が拡大する中で過ごした世代を中心に職場から離れ、対面による双方向交流の場を設けることで、ES向上を図ることを目的に開催しています。自分が大切にしていることと会社のパーパスとの関連性をはじめ、ES、会社方針、働き方改革と職場環境などをテーマとしたディスカッションを、少人数のグループワークのスタイルで実施。メンバーを随時シャッフルさせることで、部署の垣根を越えた同世代同士、先輩を交えた縦横無尽なコミュニケーションが実現。想いを本音で語り合う活発な議論が展開されました。他者との価値観の違いに気づき、異なる考えを尊重することの大切さを再認識し合う貴重な時間になり、参加者のアンケート結果でも非常に高い評価を得ることができました。

※ ES:Employee Satisfaction(従業員満足度)

「いきいき男女・にこにこ子育て応援企業表彰」優秀賞を受賞

宮城県では、女性も男性も働きやすく、子育てしやすい職場づくりを進める企業を応援することを目的に、特に優れた取り組みをしている企業を表彰しています。対象となるのは、「女性のチカラを活かす企業認証制度」の認証企業。

日立ソリューションズ東日本は、女性管理職や子育て中の従業員のためのコミュニティ活動の推進、プレパパママ~育休明け面談の実施などが評価され、優秀賞を受賞しました。時間と場所に縛られずに働ける「タイム&ロケーションフリーワーク制度」、保育料や子どもの送迎サービスなどを補助する「育児・仕事両立支援金」の設置など、制度面での充実も受賞理由になっています。今後も、従業員に寄り添った制度を充実していきます。

表彰を受ける男性