運用コンサルティングサービス
運用コンサルティングサービス とは
業務の障害を未然に防ぐためジョブ実行の変化を捉え、問題の有無や影響を人手によって見極めてきたものをシステム化し、クラウドサービスとして提供します。
このようなお悩みはありませんか?
- 課題
- 解決
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課題
- ジョブの遅延は業務の障害に直結する。遅延が起きる前に対処したい。
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解決
遅延しそうなジョブとその状況を毎日報告し、遅延による業務障害の発生を回避できます。
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課題
- 最近、障害対応の作業時間が増えている。根本的な原因究明と対策を行いたい。
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解決
ジョブごとのエラー発生頻度や傾向がわかります。分析・見直しを行うことで障害対応時間を軽減できます。
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課題
- ジョブ実行状況のレポート作成作業を軽減したい。
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解決
レポートは毎日、自動生成し、面倒なレポート作成作業から解放されます。
概要
お客さまのITシステムで日々発生する運用データをクラウドで収集し、業務運用の改善につながる分析・評価レポートを提供します。
特長
すぐ使える運用ナレッジ
業務(ジョブ)運用に精通したエンジニアのナレッジをシステム化。
利用者は、見たい情報に手間なくアクセスし、今発生している問題と対策方法を知ることができます。
目的別メニュー
レポートの便利な使い方が目的別に用意されており、見たい情報やいつも参照するレポートをすぐに表示することができます。頻繁に確認したい重要なジョブネット・ジョブグループや、気になる変動を見つけた場合はブックマークして、目的別メニューとして追加することもできます。
対策レコメンド
レポートに問題が見つかった場合、対処方法が提案(レコメンド)されます。
利用者は、対話形式で発生している問題と対策方法を知ることができます。
完全自動の運用ナレッジ
データの収集・蓄積から分析、レポーティングまで完全自動化。
収集・蓄積データの取捨選択、分析方法の検討、課題の抽出、レポート作成など人手では時間や手間のかかる作業を、運用コンサルティングサービスが自動で行います。運用状況の可視化や課題抽出などの過程では、JP1による業務システムの運用経験の知見がいかされているため、効率よく業務運用の改善、対処を実現できます。
JP1/IMとの連携機能
システムで発生する事象(イベント)やシステムに関わるさまざまなデータの関連性を統合管理するJP1/IMと連携し、JP1/IMの統合オペレーション・ビューアー画面から、選択したジョブに関する統計情報や分析結果などを迅速に参照できます。
JP1/IMと連携いただくことで、運用の流れを一貫した環境で管理できるため、高度な運用管理を実現できます。
手軽なクラウドサービス
分析用のマシンやデータ蓄積用ストレージの増設、メンテナンスは一切不要。
レポートはインターネット経由で、どこからでもアクセスできます。
機能
4種類のレポートにより、業務運用の改善を支援します。
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ジョブごとの実行結果や実行時間を、過去からのデータに基づいて分析・評価し、状況を可視化します。障害の原因究明や障害予兆分析に活用することで、最適なジョブの実行・運用を実現します。
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ジョブの実行回数、実行時間や、実行時の性能情報を元に業務の過密状況を分析・評価し、安全なジョブスケジューリングを可能にします。
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ジョブネットの実行履歴や定義内容から、複雑性やメンテナンス性など、運用コストの増加を抑えるために必要な改善ポイントを評価します。
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特定の複数のジョブやジョブネットなどに対する状況の把握、レポートの記録や報告を支援します。
ジョブ実行レポート
ジョブ運用に問題がないかが一目でわかります
運用結果をさまざまな観点で数値化し健全性を確認できます。
例えば、実行時間増加傾向を見ると長期的な傾向として実行時間が長くなっているジョブの有無がわかります。
このようなジョブは将来想定した時間内にジョブが終了せず遅延問題が発生する可能性がありますが、早期に対策することで障害を未然防止することができます。
問題のあったジョブを簡単に絞り込むことができます
- ダッシュボードからワンクリックで絞り込んで一覧表示できます。
- フィルターやソート、絞り込みなどきめ細かい分析も可能です。
問題のあるジョブネットの特定に手間をかける必要はありません。
問題個所はハイライトされており、どこに問題があったかがすぐに確認できます。
過去推移を確認することで、対策の要否を判断できます
- 見たい情報からワンクリックでグラフ表示できます。
- ほかの情報もあわせて複合的な分析も可能です。
徐々にジョブの実行時間が増加していることがわかります。
将来的な障害とならないよう対策の要否を見極める必要があります。
ジョブスケジュールモニタリングレポート
さまざまな条件でデータを絞り込むことができます
さまざまな条件でデータを絞り込みむことができるため、問題となっているジョブの把握やスケジュールの見直しを効率的に行えます。絞り込んだジョブの実行結果から、障害時の調査などに必要な、終了コードや標準エラー出力結果を確認することができ、障害や遅延の調査に迅速に対応することができます。
実行時間をビジュアライズして、過去実績と比較できます
- ジョブネット・ジョブの実行時間をタイムライン表示できます。
- 過去の実行日の実績を合わせて表示できます。
一目でジョブ遅延の背景がわかります
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実行時間が伸びたことによりジョブ終了が遅延傾向
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開始時間が遅れたことによりジョブ終了が遅延傾向
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ジョブネット内で遅延原因となったジョブ
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定期実行ジョブの抜け
ジョブスケジューリングの見直しを強力に支援します
多彩なフィルタリング機能に加え、必要な過去実績を迅速に把握する機能があり、安全なスケジュール変更を支援します。
実行時間だけではなくキューイング状態も可視化できます
キューイング状態を表示することで、ジョブネットの実行時間増加やジョブの開始遅延がキューイングによるものかを一目で判断できます。
再実行前のジョブ実行状況が確認できます
エラー終了したあとに再実行したジョブでも、再実行前のジョブ実行状況を確認でき、障害時の状況把握に活用できます。
特定ホストでのジョブ実行の集中具合を確認できます
- 実行ホスト(エージェント)ごとのジョブ実行の集中具合がヒートマップで表示され、一目で把握できます。
- 過去6日分が表示され、恒常的に集中する時間帯を確認できます。
ジョブ定義診断レポート
ジョブ定義の保守性を評価することができます
- 定義規則のガイドラインによる検証
- 定義の複雑性を数値化(複雑度・不要関連線数)
- 保存世代数などの妥当性
など、メンテナンス性を数値化することで運用リスクの推移を定量的に評価できます。
ジョブ定義の保守性が低下すると…
- 障害発生時の調査時間の増加
- ジョブ定義変更の工数増加
- 修正の影響範囲の拡大によるジョブ定義変更による障害
など、さまざまな問題の潜在的な要因となります。
長期間の保守性の推移を確認し、保守性の低下したジョブ定義は定期的にメンテナンスを行うことで、問題の作りこみを防止できます。
カスタムレポート
特定の監視対象の状況把握を支援します
- レポートにしたい特定のジョブやジョブネット、ジョブグループだけを含んだグラフを表示できます。
- レポートにしたい特定のメトリック(平均実行時間、実行回数など)だけをグラフに表示できます。
特定の監視対象の状況報告を支援します
生成したレポートは印刷することができ、状況の記録や報告に利用できます。
項目間の傾向比較を支援します
複数項目を同一グラフ内に表示することで、項目間の傾向の比較ができます。
異なる取得期間による比較を支援します
- タイル : メトリックごとに異なる取得期間を表示して比較できます。
- 重ね合わせ(メトリック) : メトリックを重ね合わせ、異なる取得期間を表示して比較できます。
- 重ね合わせ(レポート対象) : メトリックごとに異なる取得期間を重ね合わせて表示して比較できます。
本サービスの関連JP1製品
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システム全体の監視
JP1/Integrated Management 3
JP1/Integrated Management 2 -
多様化する業務を自動化
JP1/Automatic Job Management System 3
略称一覧
- JP1/IM : JP1/Integrated Management 3 と JP1/Integrated Management 2 の総称
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最終更新日:2024年6月25日