日立ソリューションズは、お客様の全体最適の視点で豊富なソリューションを組み合わせて提供する『ハイブリッド インテグレーション』を実現します。

ニュースリリース

2013年11月18日
株式会社日立ソリューションズ

ソースコードを分析し、生産性・保守性・品質の向上を支援するサービスを提供
独自技術によりソースコード開示なしでのサービス利用を実現

 株式会社日立ソリューションズ(本社:東京都品川区、取締役社長:佐久間 嘉一郎/以下、日立ソリューションズ)は、お客様がソースコードを開示することなく、多面的に品質を自動分析し、その結果をレポートする「ソースコード分析サービス」の提供を11月19日から開始します。
 これにより、お客様はソースコードを開示できない場合も、バグ*1や複雑なロジックなど、ソースコードの品質の実態を把握して対策できるようになり、修正漏れの防止や類似不良の発生の抑止により、プログラムの品質確保やテスト工数の削減を図ることが可能となります。

*1 :コンピュータプログラムに含まれる誤りや不具合のこと。

近年、情報機器の増加やインフラとITの融合を背景に、ソースコードの複雑化と大規模化が加速しています。開発工数の削減やプログラムの品質確保のためにさまざまなツールやサービスが登場する一方で、操作方法が複雑で使いこなせなかったり、お客様がソースコードを開示できなかったりするために、それらを利用できないという課題があります。

日立ソリューションズはこのたび、長年のシステム構築の経験で培ったノウハウを活かし、ソースコードを分析・レポートする独自のツールを開発しました。日立ソリューションズは本ツールを利用し、お客様がソースコードを開示することなく、ソースコードに潜在するバグや類似表現、複雑なロジックなどを自動的に抽出し、ソースコードの実態や改善点を把握できる「ソースコード分析サービス」を提供します。
 「ソースコード分析サービス」は、C、C++、Javaの言語を対象に、以下の分析を行います。

  • クローン分析

    ソースコードに存在するクローンコード(類似のコード)を抽出します。テスト工数の削減、修正漏れの防止が可能となります。
  • 複雑度分析

    ソースコードのロジックの複雑さを明確化します。開発コストの低減、保守性・生産性の向上が可能となります。
  • 品質分析

    静的解析によりコーディングレベルでの品質状況を分析します。信頼性の向上、コーディングルールの見直しが可能となります。
  • 品質マップ

    各種分析結果に基づくプログラム全体の見える化、総合的にリスクが高い機能の特定が可能となります。以上の分析結果を多面的に把握し、総合的に判断します。

お客様がソースコードを開示可能な場合、日立ソリューションズはソースコードを入手し分析作業を行い、レポートを作成します。お客様がソースコードを開示不可能な場合、お客様自身がツールを実行してその結果を日立ソリューションズに送付します。日立ソリューションズはその結果を分析し、レポートを作成します。

日立ソリューションズは今後、さまざまなお客様に「ソースコード分析サービス」を提供し、今後1年間で1億円の売上をめざします。また、開発における作業の効率向上や品質向上のさまざまなソリューションを提供していきます。

■ 分析対象の言語

C、C++、Java

■ 販売開始時期

2013年11月19日

■ 製品紹介URL

■ サービスの内容と価格

製品名 内容 価格(税込)
分析サービス
【Standard】
関数レベルでのソースコード分析を実施します。詳細なレポートにより保守資料としても利用できます。 個別見積
分析サービス
【Standard Plus】
メトリクス抽出ツールを利用し、ソースコードの開示なしで分析サービス【Standard】を利用できます。 個別見積
分析サービス
【Professional】
お客様のニーズに対応したレポート形式のカスタマイズや、ソースコードの改善提案を行います。 個別見積
メトリクス抽出ツール お客様がソースコードを開示不可能な場合、日立ソリューションズが提供するメトリクス抽出ツールを実行して、メトリクス情報(分析やレポート出力に必要な情報)を抽出し、日立ソリューションズに送付します。お客様自身が本ツールを利用することで、ソースコードの漏洩リスクを防ぎます。 \3,150
初期設定支援 お客様指定の作業場所に訪問し、お客様の保有するマシンに対してメトリクス抽出ツールのインストールおよび初期設定を行います。 個別見積

※お試し版の提供も可能です。詳細はお問い合わせください。

<商品・サービスに関するお問い合わせ先>

URL: https://www.hitachi-solutions.co.jp/inquiry/ Tel:0120-571-488

<報道機関からのお問い合わせ先>

担当部署:CSR統括本部 ブランド・コミュニケーション本部 広報・宣伝部
担当:安藤
TEL:03-5479-5013 E-mail:koho@hitachi-solutions.com

※ Javaは、Oracle Corporation及びその子会社、関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。
※ その他記載の会社名、製品名は、それぞれの会社の商標もしくは登録商標です。

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