日立ソリューションズは、社会生活や企業活動を支えるソリューションを提供し、持続可能な社会の実現に取り組んでいます。

ニュースリリース

2019年6月11日
株式会社日立ソリューションズ

「働き方改革向け業務可視化・分析サービス」をクラウドで販売開始

日立ソリューションズ社内で検証し、ボトルネックとなる業務の発見と早期解決を実現

 株式会社日立ソリューションズ(本社:東京都品川区、取締役社長:星野 達朗/以下、日立ソリューションズ)は、従業員や組織の業務状況を可視化し、問題の分析や課題の把握を可能にすることで、生産性向上を支援するクラウドサービス「働き方改革向け業務可視化・分析サービス powered by Work Style Analyzer」を6月12日より提供開始します。
 働き方改革で最も重要なのは、従業員が時間を費やしている業務を見つけ出すことです。企業は従来、従業員に業務内容を細かく記録させて集計し、問題を多角的に分析してきました。
 本サービスでは、従業員が利用するパソコンにインストールするエージェントが、アプリケーションやファイル名、勤務場所など、業務内容と作業時間を記録します。それらのデータをマイクロソフトのAzure上に収集して集計し、従業員や組織の業務状況をグラフで可視化します。
 これにより、従業員は通常の業務をするだけで、自らの業務状況を把握できるとともに、各部門の管理者は、従業員の働き方を組織横断的に見直すことが可能になります。さらに、企業は、人財情報や業績情報など社内のさまざまなデータを組み合わせて分析することで、ボトルネックとなる業務を継続的に見つけ出すことが可能となります。
 日立ソリューションズは、2019年5月より、約150名を対象に本サービスを導入し、社員ひとりひとりが自身の業務を可視化でき、さらに組織間の特性までも可視化できる環境を整備しました。また、従業員の残業時間、有給休暇取得などの状況を、組織や個人単位で、グラフ化やランキング表示する「リシテア/HRダッシュボード」と連携させることで、集計の手間をかけず、勤怠情報と業務状況との相関などを可視化し、早期の問題分析を実現しています。

■ 背景

  2019年4月に施行された働き方改革関連法や労働力不足を背景に、企業では、従業員の労働時間の適正管理や生産性向上が重要な経営課題となっています。
  日立ソリューションズはこれまで、さまざまな業種の大企業を中心に多数の利用実績を有する「リシテア/就業管理」や「リシテア/HRダッシュボード」を提供し、勤怠情報から残業時間、有給休暇取得などのデータを集計し、可視化するなど、働き方改革の「適正な時間管理」を支援してきました。
  このたび、企業の人事担当者の「限られた時間の中で働き方の質を高め、生産性向上を図りたい」「業務報告の負荷をかけず、テレワーク中の従業員の働き方の状況の把握をしたい」という声に応え、「働き方改革向け業務可視化・分析サービス」を提供することになりました。
  日立ソリューションズは今後も、本サービスに加え、RPAやAIを活用した生産性向上を図るワークスタイル変革ソリューションを提供することで、企業の働き方改革を強力に推進していきます。

Robotic Process Automation。ソフトウェアロボットによる業務自動化の取り組みを表す

■ 働き方改革向け業務可視化・分析サービス powered by Work Style Analyzerの特長

1. 従業員や組織の働き方の現状をグラフで可視化
  従業員のパソコンにインストールされたエージェントが、マウスとキーボードの操作状況、利用したアプリケーションシステム名、利用したファイル名やWebサイト名などの業務内容と合わせて、それぞれの勤務時間をリアルタイムに記録します。
  本サービスでは、これらのデータをマイクロソフトのAzure上で収集し、従業員や組織単位で集計し、何時から何時まで、どこで、どんな業務を行ったのかについて、一日ごとのタイムライン、さらに日次、週次、月次などの集計グラフで働き方の現状を可視化します。
2. 組織を横断して従業員の業務状況を比較
  日次、週次、月次などで集計した従業員の業務状況を組織横断的に閲覧できます。容易に比較、分析を行うことができ、働き方改革への課題の抽出を支援します。
3. 人財情報や業績情報など多様なデータと複合的な分析が可能
  記録された業務状況のデータをCSVファイルで出力できます。これらと人財情報や業績情報など社内のさまざまなデータや他システムとの連携によって、複合的な分析を支援し、組織の生産性向上に生かせます。

 

■ 画面のイメージ図

1. 従業員の業務状況の可視化

2. 従業員の業務状況の比較

3. 勤怠情報と連携し、問題個所を把握

■ 前提条件

  本サービスでは、各パソコンにインストールするWork Style Analyzerエージェントもしくは、Work Style Analyzer(ブラウザ)で情報を取得し、その内容をレポートサイトによって閲覧することが可能です。それぞれ利用するための前提条件は以下です。

1. Work Style Analyzerエージェント
  OS:Windows 7、8.1、10
  PC個別にWSAエージェントのインストールが可能であること
2. Work Style Analyzer(ブラウザ)
  サーバ側でアプリケーションの集中管理を行っているような場合やスマートフォンからでも、以下のブラウザにて業務情報の入力・更新は可能。利用アプリケーションおよびウィンドウタイトル、マウス・キーボードに関する情報は取得不可。
  OS:Windows 7、8.1、10、iOS10以上
  ブラウザ:IE11/Edge/Safari/Chrome/Firefox
3. 集計グラフを閲覧するレポートサイト
  OS:Windows 7、8.1、10
  ブラウザ:IE11/Edge/Safari/Chrome/Firefox

■ 提供開始日

6月12日

■ 提供価格

初期導入サービス:400,000円~1,000,000円
 月額利用料:400円~1000円/人・月
 「リシテア/就業管理」連携オプション:個別見積

 

■ 働き方改革向け業務可視化・分析サービス powered by Work Style Analyzerについて

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<報道機関からのお問い合わせ先>

担当部署:経営企画本部 広報・宣伝部
担当:安藤、廣納(ひろのう)
TEL:03-5479-5013  
E-mail:koho@hitachi-solutions.com

※ リシテアは、株式会社日立ソリューションズの登録商標です。
※ Work Style Analyzerは、フェアユース株式会社の登録商標です。
※ その他記載の会社名、製品名は、それぞれの会社の商標もしくは登録商標です。

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