日立ソリューションズは、社会生活や企業活動を支えるソリューションを提供し、持続可能な社会の実現に取り組んでいます。

ニュースリリース

2025年11月12日
株式会社日立ソリューションズ

進化するDDoS攻撃をAIで防御するRadware社「Cloud Application Protection Service」を提供開始

AIがバースト攻撃やHTTPsフラッド攻撃への自動対処を数秒で行い、サービスや業務停止の回避を実現

「Cloud Application Protection Service」が対応する主なDDoS攻撃
「Cloud Application Protection Service」が対応する主なDDoS攻撃

 株式会社日立ソリューションズ(本社:東京都品川区、取締役社長:森田 英嗣)は、Radware, Inc.(本社:米国、President & CEO:Roy Zisapel)と販売代理店契約を締結し、DDoS攻撃対策に特化したクラウドサービスで、12,500社以上に導入されている「Cloud Application Protection Service」を11月13日より提供開始します。
 社会に影響を及ぼすDDoS攻撃が2024年末から相次いで発生し、日本政府は注意喚起を発出するなど脅威が高まっています。本サービスは、ゼロデイWeb DDoS攻撃のように、未知の脆弱性を利用し、防御が難しい攻撃においても、AIが攻撃を検知し、「攻撃を見分けるためのルール(シグネチャ)」を数秒で生成します。また、AIが通常の通信量と異常な通信量を区別する「しきい値」を自動調整し、セキュリティポリシーを最適化するため、担当者の運用負荷は軽減されます。企業は、DDoS攻撃によるサービスや業務の停止を回避し、事業継続が可能です。
 日立ソリューションズは、最新のセキュリティソリューションの提供を通じて、企業や社会のサステナビリティ・トランスフォーメーション(SX)実現に貢献していきます。また、「DX by AX toward SX」をコンセプトに、AIの活用を通じたDXをベースに変革を推進し、価値創出と持続可能な社会の実現に貢献していきます。

■「Cloud Application Protection Service」の特長

  • ネットワークやWebアプリケーションへの攻撃、ボリューム攻撃、ゼロデイの脅威、暗号化攻撃など多様なDDoS攻撃に対応。AIが、DDoS攻撃を検知すると数秒でシグネチャを生成して防御活動を開始するため、企業はサービスや業務の停止を回避
  • AIがしきい値を自動調整し、セキュリティポリシーを最適化するため、システム担当者のインシデント対応中の運用負荷は軽減。Radware社がセキュリティポリシーの見直しも定期的にサポートするため、平常時の運用負荷も低減
  • DDoS攻撃対策としては数が多い、Radware社の世界24カ所の防御拠点であるスクラビングセンターを常時利用しており、攻撃の発生源に近い拠点や複数拠点で支援。負荷分散と通信遅延の防止を実現

「Cloud Application Protection Service」の利用イメージ
「Cloud Application Protection Service」の利用イメージ

■ 今後の展開

日立ソリューションズは、本サービスに加え、「サイバーレジリエンスソリューション」による、ホワイトハッカーを含むコンサルティングからインシデント対応、運用まで、ワンストップでの支援も提供していきます。
 DDoS攻撃をはじめとする高度な脅威に対して、予防から復旧までの包括的に支援します。また、Radware社のハードウェア版DDoS対策製品の取り扱いも推進していきます。

■ 背景

WebDDoS攻撃は2023年と比較して前年比550%増*1 と急増し、アプリケーション層を狙うWeb DDoS攻撃や暗号化されたトラフィックを利用した攻撃など、多様化、高度化、巧妙化しています。日本国内でも2024年末に大規模攻撃が発生し、交通インフラのシステム停止など深刻な影響が報告されています。こうした状況下で、企業にはサイバーBCPの強靭化が求められており、その実現には、リアルタイムでの検知と自動防御を備えた先進的なソリューションが不可欠です。
 そこで、日立ソリューションズは、DDoS攻撃に特化した「Cloud Application Protection Service」を提供開始することにしました。日立ソリューションズが提供する、サイバー攻撃からの被害を最小限にとどめ、事業継続を実現する新しい視点でのセキュリティ対策「サイバーレジリエンスソリューション」のラインアップに加え、サイバーレジリエンスの強化に必要な「抵抗力」を強化します。

*1 Radware, Inc. 「2025 Global Threat Analysis Report」  https://www.radware.com/threat-analysis-report/

■ Radware, Inc. Vice President, APAC Yaniv Hoffman氏からのエンドースメント

“The cybersecurity landscape across Japan is reaching a critical inflection point. With digital transformation accelerating, organizations are facing not just more frequent attacks, but also more sophisticated ones that target applications, APIs, and data at scale. Businesses need proactive, AI-driven defenses that align with the unique challenges and opportunities of this region. Radware is proud to partner with leading Japanese companies such as Hitachi Solutions to protect enterprises and their end users. “
(和訳)
「日本のサイバーセキュリティ情勢は、いままさに重大な転換点を迎えています。デジタルトランスフォーメーションが加速するなかで、企業は攻撃の頻度が増しているだけでなく、アプリケーション、API、そしてデータを標的とした、より高度で大規模な攻撃にも直面しています。こうした状況の中で、企業にはこの地域特有の課題と機会に対応できる、AI駆動型のプロアクティブな防御が求められています。ラドウェアは、日立ソリューションズのような日本を代表する企業とパートナーシップを結び、企業とそのエンドユーザーを保護できることを誇りに思います。」

■「Cloud Application Protection Service」について

■ 日立ソリューションズについて

日立ソリューションズは、お客さまとの協創をベースに、最先端のデジタル技術を用いたさまざまなソリューションを提供することで、デジタルトランスフォーメーションを実現します。欧米、東南アジア、インドの各拠点が連携し、社会や企業が抱える課題に対して、グローバルに対応します。
 そして、人々が安全にかつ安心して快適に暮らすことができ、持続的に成長可能な社会の実現に貢献していきます。
 詳しくは、日立ソリューションズのウェブサイト(https://www.hitachi-solutions.co.jp/)をご覧ください。

■ 日立ソリューションズのAXの取り組みについて

日立ソリューションズグループは、IT人財不足に備えた生産性向上、市場での競争力強化に向けて、「DX by AX toward SX」というコンセプトの下、国内外の拠点の従業員全員がAIや生成AI、AIエージェントを活用し、高い付加価値を創出することをめざしています。
 具体的には、 AIエージェントや生成AIを活用した開発のユースケース、よくある社内問い合わせ対応など、特定の業務向けのチャットボットが集約されたイントラの専用サイトも整備しています。また、活用促進に向けて、アイデアや事例を募集する全社コンテストも開催しています。

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株式会社日立ソリューションズ 経営企画本部 広報部 [担当:大鳥・安藤]
〒140-0002 東京都品川区東品川4-12-7
E-mail:koho@hitachi-solutions.com

※ 記載の会社名、製品名は、それぞれの会社の商標もしくは登録商標です。

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