
IQ Botは、ランダムな書式の帳票からも自動で必要なデータを抽出できるAI-OCRです。
Automation AnywhereのRPAとのシームレスな連携によって最大の効果を発揮します。

IQ Botとは
IQ Botは、Automation Anywhere社が提供するAI-OCRです。
これまでデータ化が難しかった書式が定まっていない帳票の情報にも対応し、必要な項目のみ抽出してデータ化。業務自動化を促進します。
また、RPAとシームレスな連携により、自動化できる業務の幅を広げます。
Automation 360は、オンプレミス、クラウドでの提供が可能です。
どちらの場合でもブラウザベースで利用できるので、クライアントインストールの必要はありません。

ビジネスプロセスの自動化を阻むダークデータ
RPAを導入し自動化に取り組んでいる場合、データベースやCSVファイルのデータのような、デジタル化・構造化されたデータを使用するプロセスの自動化は問題なく進みます。
ただし、企業ごとに様式の異なる請求書や、メール文書などのデジタル化・構造化されていないデータの処理にはRPAは対応できません。そういった見えないデータ、「ダークデータ」は会社のデータの80%を占めています。

データベース、スプレッドシート、CSVファイル
請求書、契約書、発注書
電子メール、インスタントメッセージ、画像、動画など
一般的な企業は、依然として、請求書、契約書、住宅ローン申請など、書類で受領したデータを処理するために多くの従業員を雇っており、コストがかかっています。
このようなダークデータをいかに自動で構造化された状態にできるかが、今後の企業の業務自動化推進にとって重要になっています。
IQ Botが実現すること
IQ Botは、ダークデータの認識と整理を行い、デジタル化・構造化します。
ビジネスプロセスをより迅速に、より効率的に自動化すると同時に、人手による作業を削減します。
このIQ Botにより、このようなことが実現可能になります。
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従業員のモチベーションアップ手作業でのデータ処理から解放され、人にしかできない価値の高い業務に専念できるようになります。入力ミスを懸念するストレスもなくなります。
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コスト削減データ処理にかかる時間を大幅削減。その分の時間を他の作業に割り当てることで全体的な作業時間を減らし、長時間残業とそれに関連するコスト問題の改善に役立ちます。
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企業競争力の強化従業員のモチベーションが上がれば、エンゲージメントも向上し、ひいては人材の定着につながります。また、削減できたコストを投資に回し、競争力の向上につながります。
IQ Botの特長

- ・ML, NLP, Computer Vision, Fuzzy Logic and Deep Learning機能の搭載により、自動化率(STP)向上。
- ・自動分類および認識機能により、帳票の学習にかかる時間を短縮。

- ・直感的に使用できる操作性。業務担当者でも使いやすく、プロセスの自動化に対応できます。
- ・RPA管理者によるガバナンスや管理が容易。Automation Anywhere Enterprise RPAのコントロールルームと連携して使用することにより、IQ Botにアクセスできるユーザー権限管理や、操作ログの監視が可能です。

- ・日本語を含む190以上の言語の帳票に対応したOCR項目の読取り、値の抽出機能。
- ・日本語を含む8言語に対応したユーザーインターフェース。
IQ Botの強み
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すぐに運用を始められるIQ Botは「早く運用を始めて、運用しながら賢くしていく」製品です。
最初の学習は「1フォーマットにつき1枚」でOK。すぐに使用開始できます。 -
賢くなり続ける学習済みのフォーマットにあてはまらない項目があった場合は、人間による訂正を行い、IQ Botはその訂正内容を学習。これを繰り返すことで、精度がどんどん上がっていきます。
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最適なOCRを選択できるインスタンスごとに最適なOCRを選択できます。個別にOCRベンダーとの契約は必要ありません。IQ Botのライセンス契約内においてORCエンジンを使用可能です。
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RPAと連携して一気通貫した自動化を実現できるAutomation Anywhereとシームレスに連携が可能です。
例えば、RPAで必要なPDFファイルを抽出し、IQ BotがそのPDFから読み取ったデータをRPAがシステムに登録する、といった一連の作業が人手を介さずに自動で実行できるようになります。
IQ Botについてもっと知りたい方はこちら
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