デジタルソリューション創出プラットフォーム
サービス開発を「素早く」、「簡単に」、「繰り返し」行うためのサービス基盤を提供し、お客様のDX推進をサポートします。
背景
近年、不確実性が高い中で競争力を高め、多様化するニーズにスピーディーに対応するために内製化を推進する企業が増えています。一方、開発対象のビジネスにおける重要度や、開発規模 / 期間などのさまざまな要因で、アプリケーション開発をアウトソースするお客様もいらっしゃいます。
DX成功のため、当該アプリケーションは継続的改善の繰り返しと迅速なリリースを実現し、持続的に成長し続けることが求められます。
デジタルソリューション創出プラットフォーム とは
デジタルソリューション創出プラットフォームは、DX推進に必要なサービス開発を、「素早く」、「簡単に」、「繰り返し」行う「協創」のためのサービス基盤です。
お客様のDX実現に向け、お客様が実現したいサービスアイデアを当社にてアプリケーション開発し、継続的改善の繰り返しと迅速なリリースを実現。マネージドサービスとしてご提供します。
短期間でのMVP開発や持続的成長を実現
デジタルソリューション創出プラットフォームは、価値検証やビジネスモデル構築におけるプロトタイプの開発とフィードバックの繰り返しを短期間で行えるようにする他、MVP開発*以降の継続的な改善の繰り返しや、迅速なリリースによる持続的成長を実現できる仕掛けを備えています。
*MVP開発とは・・・MVPは、minimum viable productの略。必要最小限の機能だけを開発し、ユーザーの反応を見ながら機能追加・改善する開発手法のこと。
高速なアプリケーションデプロイプロセス
コーディングしたソースコードがある状態で、アプリケーション開発者が「cf pushコマンド」を実行することで、以下プロセスが自動で実行されます。サービスを開始状態にするとともに、ユーザーがアプリケーションにアクセスできる状態にすることができます。
【自動で実行されるデプロイプロセス】
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ソースコードをもとにコンテナビルドを行い、実行するアプリケーションをコンテナ上に作成
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作成したコンテナを保存
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保存したコンテナを起動するための、スケジュールおよびネットワーク設定の実施
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コンテナを起動し、アプリケーションを稼働
【自動で実行されるデプロイプロセス】
その他、コンテナ作成や負荷分散、高可用性、運用監視といったサービス提供に必要な機能が既に実装されている環境をすぐに利用できる基盤であるため、開発者はアプリケーション開発だけに集中することができます。
サービス立ち上げ期間 事例
従来のSIモデルでは、アプリケーションを実行環境へデプロイしようとすると、開発者から基盤運用者へ環境の要件を出したうえで、基盤運用者にてサーバーやネットワーク、ストレージ、基盤運用などに関する設計、構築、テストといったプロセスを経て、初めて環境を利用してテストやデバッグ、リリースができるようになります。この際、開発者と基盤運用者間においても様々なヒアリングや調整を行う必要があり、多くのやり取りやプロセスが発生することで、時間とコストを要します。
一方、デジタルソリューション創出プラットフォームでは、これら開発者と基盤運用者間のやり取りや環境準備のためのプロセスからすべて解放され、開発者は「cf pushコマンド」を実行することで、環境を使用することができます。
デジタルソリューション創出プラットフォームは、既にミドルウェア、コンテナ作成を含めた環境が既に備わっており、サービス実行環境として必要となる自動スケールや負荷分散、冗長性、インフラ運用といった機能を、開発者が意識せずに利用することができます。
MVP開発を行い、サービスインするまでの時間は、従来のSIモデルでは数カ月を要することが多いですが、デジタルソリューション創出プラットフォームを用いることで、数時間~数日での実現が可能となります。
最終更新日:2021年10月11日