ニュースリリース

イリソ電子工業が刷新したERPの概要図

イリソ電子工業は、自動車の電動化および、自動運転が広く普及するこれからの時代を見据え、事業規模の拡大に備えるため経営体制の強化に取り組んでいます。Fit to Standardの思想に基づき、新ERPの機能に合わせ業務オペレーションを統一し、カスタマイズは必要最低限に抑え、変化に追従できる基盤を作りました。セルフサービスBIの導入で、社員自身がデータ分析を行える環境も整いました。新ERPの構築は2021年5月から開始し、全拠点で一斉移行しました。現在、約600ユーザーが利用しています。 日立ソリューションズは、グローバルでの「 Dynamics 365 」の大規模導入実績の豊富さが評価され、選ばれました。

• ビッグバン方式の採用により、短期間で全拠点のシステム切り替えを完了
• 国内外の拠点の基盤をクラウドで統一し、BCPやDRを強化
• ERP刷新と同時に業務オペレーションを統一し、内部統制を強化
• グループ全体の経営データの可視化と、拠点間の情報共有を実現し、適切なPDCAサイクルを回せる基盤を整備

イリソ電子工業は、特に車載分野において市場で高く評価されており、電動化や自動運転、SDV(Software Defind Vehicle)の普及を大きな成長機会と捉えています。また、営業部門が売上と利益を牽引するフロントドリブン志向を導入していることが強みです。売上が倍増しても人員を増やさずにオペレーションができるよう、経営体制の強化に取り組んでいます。これまで利用してきたオンプレミスのERPは、グローバルなビジネス展開に即した管理会計や業務オペレーションの統一が不十分で、BCPやDRの懸念がありました。国内外の5つの生産拠点と9つの販売拠点をつなぐ情報共有基盤がなく、経営データの可視化も困難でした。
 新ERPの要件のひとつは、企業の成長に合わせて柔軟にリソースを拡張できるクラウド型であることでした。そこで、「 Power BI 」や「 Microsoft 365 」との親和性が高く、可用性も高い「 Dynamics 365 」の導入を決めました。

イリソ電子工業株式会社 管理本部 業務改革・DX推進室　室長 松田 仁氏よりコメントをいただいています。
 「将来の事業規模拡大を見据えた経営体制の強化が進みつつあります。原価管理システムなど他システムとのERP連携も日立ソリューションズの支援で行っています。今後も、CRMなど製造関係以外のシステムも含め、『 Dynamics 365 』を軸に各種システムを有機的に結合させることでDXを実現したいと考えており、引き続き支援に期待しています。」

日立ソリューションズは、グローバル対応力、多数の導入実績、業種知識を活かしたソリューション群、マイクロソフト社とのパートナーシップの4つの強みを持っています。これらの強みを生かし、グループ各社とともに、全世界で一貫したグローバルソリューションを提供しています。今後も、企業の基幹システムの課題に対し、「 Microsoft Dynamics 365 ソリューション」をはじめとするサービスの提供を通じて、お客さまの意思決定の迅速化と業務効率向上に貢献していきます
 https://www.hitachi-solutions.co.jp/dynamics/

https://www.hitachi-solutions.co.jp/dynamics/case24/

日立ソリューションズは、お客さまとの協創をベースに、最先端のデジタル技術を用いたさまざまなソリューションを提供することで、デジタルトランスフォーメーションを実現します。欧米、東南アジア、インドの各拠点が連携し、社会や企業が抱える課題に対して、グローバルに対応します。
 そして、人々が安全にかつ安心して快適に暮らすことができ、持続的に成長可能な社会の実現に貢献していきます。
 詳しくは、日立ソリューションズのウェブサイト（https://www.hitachi-solutions.co.jp/）をご覧ください。

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