日立ソリューションズは、社会生活や企業活動を支えるソリューションを提供し、持続可能な社会の実現に取り組んでいます。

プレスリリース

2026年11月4日
株式会社日立ソリューションズ

攻撃の兆候を早期に捉え、企業の能動的なサイバー防御を支援するソリューションを提供開始

「KELA」の脅威インテリジェンスを活用し、フロンティアAIやオープンウェイトAIの悪用、ダークウェブの脅威に先回りで対策

「能動的サイバー防御ソリューション」の概要
「能動的サイバー防御ソリューション」の概要

 株式会社日立ソリューションズ(本社:東京都品川区、取締役社長:森田 英嗣)は、イスラエル発のサイバー脅威インテリジェンスプラットフォーム「KELA」などを提供するKELA株式会社(本社:東京都千代田区、執行役員社長:廣川 裕司)と販売代理店契約を締結し、「能動的サイバー防御ソリューション」を11月5日から提供開始します。
  フロンティアAIやオープンウェイトAIの進展に伴いサイバー攻撃が急増する中、被害発生前にリスクを早期に捉え、先手を打って対策を講じる能動的な防御は企業の重要な経営課題です。「KELA」は、ダークウェブのフォーラムや非公開チャネルを含むサイバー犯罪コミュニティから情報を収集、分析し、自社や外部公開資産、サプライチェーンに関する脅威情報を可視化するプラットフォームです。当社は、「KELA」のプラットフォーム群を活用し、企業に関連する攻撃の兆候や認証情報の漏洩、ブランド侵害のリスクなどをいち早く把握できる環境を提供します。さらに、長年培ってきたセキュリティ監視や脆弱性診断、ホワイトハッカーによるインシデント対応支援などの知見を生かし、脅威情報の把握にとどまらず、リスクの検証や対策の優先順位付けまでを支援することで、企業のサイバーレジリエンスの強化に貢献します。
  今後も、AI時代に求められるセキュリティの強化を通じて、お客さまの安全安心なDXと持続的な成長に貢献します。

■「能動的サイバー防御ソリューション」の特長

  • 「KELA」のプラットフォーム群を活用し、自社や外部資産、サプライチェーンのリスクを一元的に把握

    ダークウェブ上の脅威情報に加え、自社の外部公開資産やサプライチェーンに関するリスク情報を統合し、ひとつのダッシュボード(ACRD*1)で管理できます。組織を取り巻くリスクを横断的に可視化し、優先度に応じた対策を検討できる環境を提供します。

  • 収集したインテリジェンスを豊富なセキュリティソリューションと連携し、先回りで対策

    「KELA」のプラットフォーム群で検出した攻撃予兆や流出認証情報などを、当社が提供するSIEM*2や次世代ファイアウォール、SASE*3、EDRなどのセキュリティソリューションとシームレスに連携します。攻撃者がバックエンドや社内ネットワークへ侵入して悪用する前に、遮断ルールの設定やアクセス制限を速やかに行い、被害を未然に防止します。

  • ノイズを排除した実用的なインテリジェンスとエキスパートによる伴走支援

    「KELA」のプラットフォーム群で収集したデータをそのまま提示するのではなく、当社のセキュリティ担当者が分析し、絞り込んだ脅威情報として提供します。企業のセキュリティ担当者にとって、ノイズの多いアラート対応や情報選別にかかる負荷を軽減します。

*1 Active Cyber Readiness Dashboard:アクティブサイバー経営管理ダッシュボード:「KELA」のプラットフォーム群を統合し、組織の防御状態をリアルタイムでスコアリングする経営管理ダッシュボード

*2 Security Information and Event Management:組織内のログやイベントを一元的に収集・分析し、脅威検知やインシデント対応を強化するセキュリティ基盤

*3 Secure Access Service Edge:ネットワークとセキュリティの機能を一つのプラットフォームとして提供するクラウドサービス、またその考え方

■ 背景

近年、ランサムウェアやサプライチェーン攻撃などのサイバー攻撃は急増しており、企業活動だけでなく、行政機関や重要インフラにも深刻な影響を及ぼしています。サイバーセキュリティは企業単独の課題を超え、国家安全保障や社会・経済活動の安定を支える重要なテーマとなっています。
  こうした状況を受け、日本では2025年5月に能動的サイバー防御(Active Cyber Defense:ACD)に関する法制度が整備されました。また最近では、フロンティアAIやオープンウェイトAIを悪用したA2B攻撃*4やインフォスティーラー*5による被害が急増しており、サイバー攻撃の高度化・高速化が進む中、侵入後に検知・対応する従来型の受動的な防御だけでは、事業停止や情報漏洩などの被害を十分に防ぎきれないケースも増えています。
  そのため近年では、攻撃の兆候や認証情報の漏洩、自社を狙う攻撃者の動向などを早期に捉え、被害が発生する前に対策を講じる能動的なサイバー防御への関心が高まっています。しかし、多くの企業では、脆弱性管理や漏洩アセットの監視、膨大な脅威情報の分析を担う専門人財の不足や、セキュリティ運用負荷の増大が課題となっています。
  日立ソリューションズは、これまでサイバーレジリエンスの考えのもと、セキュリティ監視、脆弱性診断、インシデント対応支援などを通じて企業のサイバーセキュリティ対策を支援してきました。今回、これらの知見やノウハウと「KELA」のプラットフォーム群が提供する脅威インテリジェンスやリスク情報を組み合わせることで、ダークウェブやサイバー犯罪コミュニティで売買される流出情報や攻撃計画を早期に捉え、先手を打って対策を講じる企業の能動的なサイバー防御の実現を支援します。

*4 App-to-Backend Attack。公開されているスマホアプリを解析して得た API情報を使って接続先のバックエンドサーバーを狙う攻撃

*5 PCやスマホに侵入し、ブラウザーに保存されたパスワード・Cookie・クレジットカード情報・暗号資産ウォレットなど認証情報を窃取するマルウェア

■ KELA株式会社 執行役員COO 廣川 裕司氏からのコメント

「このたび、日立ソリューションズとの協業を開始できることを大変嬉しく思います。サイバー攻撃が高度化・高速化する中、企業には攻撃者の動向だけでなく、自社の外部公開資産や取引先を含むリスクを早期に把握し、優先順位を付けて対処することが求められています。「KELA」の攻撃者視点に基づく脅威インテリジェンスとエクスポージャー管理技術に、日立ソリューションズの高度なインテグレーション力とサービス提供力を組み合わせることで、お客さまが脅威の兆候を実効性ある対策につなげ、サイバーレジリエンスを高められるよう支援してまいります。」

■「KELA」のプラットフォーム群について

■ 日立ソリューションズについて

日立ソリューションズは、お客さまとの協創をベースに、最先端のデジタル技術を用いたさまざまなソリューションを提供することで、デジタルトランスフォーメーションを実現します。欧米、東南アジア、インドの各拠点が連携し、社会や企業が抱える課題に対して、グローバルに対応します。
 そして、人々が安全にかつ安心して快適に暮らすことができ、持続的に成長可能な社会の実現に貢献していきます。
 詳しくは、日立ソリューションズのウェブサイト(https://www.hitachi-solutions.co.jp/)をご覧ください。

■ 日立ソリューションズのAXの取り組みについて

日立ソリューションズグループは豊富なドメインナレッジや技術力にAIを掛け合わせ、日立グループのAIフロントランナーとして、お客さまや社会の持続的な変革と新たな価値創出に貢献していきます。
  国内外に広がるベンダーやスタートアップとのパートナーシップの下、上流工程の課題定義から現場に寄り添い、幅広いセクターのお客さまと協創を加速させるとともに、安全・安心なAI活用に不可欠なセキュリティやガバナンスも支援します。
  日立ソリューションズグループは自社においても、経営から開発、営業、管理まで、あらゆる業務プロセスでAIエージェントを活用し、変革に取り組んでいます。自社や日立グループで培った成果やノウハウをカスタマーゼロでスピーディーにお客さまに還元し、持続可能な経営、そして成長へと貢献していきます。

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<報道機関からのお問い合わせ先>

株式会社日立ソリューションズ 経営企画本部 広報部 [担当:竹谷、安藤]
〒140-0002 東京都品川区東品川4-12-7
E-mail:koho@hitachi-solutions.com

※ 記載の会社名、製品名は、それぞれの会社の商標もしくは登録商標です。

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