ニュースリリース

　日立ソフト（本社：東京都品川区、執行役社長：小野功）は、Webアプリケーションフレームワークである「Ruby on Rails」 （ルビーオンレイルズ）の学習環境を、必要なときに必要なだけ月額で利用できるサービス「Ruby on Rails 学習環境提供サービス」 を9月7日より提供開始します。
　「Ruby on Rails 学習環境提供サービス」は、「Ruby on Rails」による業務システム開発を検討・採用している企業に向けて、 開発手法ガイドラインや演習問題といった実践型学習教材と、「Ruby on Rails」の実行環境を月額サービスで提供します。

「Ruby on Rails」は、オブジェクト指向スクリプト言語である「Ruby」を用いて構築されたオープンソースのWebアプリケーションフレームワークで、 Webアプリケーション開発の効率を大幅に向上できるものとして、近年注目されています。しかしながら、 「Ruby」および「Ruby on Rails」はフリーソフトとして入手できる一方、動作させるまでには前提ソフトウェア群の環境構築が必要となり、 企業が自前で準備するには、学習開始までにかかる情報収集の期間やコスト負担の観点からハードルが高くなりがちです。
　日立ソフトの「Ruby on Rails 学習環境提供サービス」では、「Ruby on Rails」の実行環境やデータベースなどの関連ソフトウェアの設定、 システム開発フェーズで必要となるソフトウェア構成管理ツールが準備されています。更に、サンプルプログラム、 日立ソフト独自の開発ガイドやチュートリアルなどを統合した実習環境として提供するため、サービス利用開始からすぐに「Ruby on Rails」 の学習とシステム開発の実践演習を開始することができます。

　また、本サービスは、短期開発を実現するためのプラットフォームとして、当社サービス「SecureOnline（セキュアオンライン） 統制IT基盤提供サービス（以下、SecureOnline）※」を利用し、オンデマンドのPaaS（Platform as a Service）形態で提供します。 これにより、サーバの調達費用や資産管理を気にする必要なく、必要な環境を利用することが可能になります。

※ 「SecureOnline」は、IT基盤（ハード・ソフト・ネットワーク） とそれに付随するサービスを月額で利用できるサービスです。

＜Ruby on Rails 学習環境提供サービス」のメリット＞

(1) 開発環境構築ガイド、実行環境構築ガイドなど、各種ガイドおよびプログラム開発に必要な簡単なサンプルコードの提供： 自習を軸にしたRuby学習を促進

(2) 初期導入コスト削減：導入時にサーバの購入やインストール作業が不要

(3) 契約締結後短期間で提供可能：月額単位で必要な期間だけサービスを利用可能

■ Ruby on Rails 学習環境提供サービス 紹介URL ：/ruby_paas/

「Ruby」の開発者「まつもとゆきひろ」氏の開発拠点である松江市では、「Ruby City MATSUE」プロジェクトを推進しています。 日立ソフトは島根県および松江市が推進するIT産業振興に賛同し、2008年10月に島根県松江市に松江事務所を開設しました。 本事務所では、地元IT企業や関連団体と連携して「Ruby」を研究し、「Ruby」を駆使したソフト開発を行うことを目的として活動しています。 「Ruby on Rails 学習環境提供サービス」は、この活動の成果の一つとして提供を開始するサービスです。
　日立ソフトでは、現在松江市のユーザ企業に提案を進めており、今後は更に「Ruby」の活用を推進していく予定です。

■本件に関するお問い合わせ
　担当部署：＠Sales24
　Tel: 03-5479-8831　　ホームページ: http://sales24.hitachisoft.jp/