ニュースリリース

　株式会社日立ソリューションズ(本社：東京都品川区、取締役社長：林 雅博／以下、日立ソリューションズ)は、薄型・軽量のモバイル向け指静脈認証装置「静紋（ジョウモン） JS1」を用いて、シトリックス・システムズ・ジャパン株式会社（以下、シトリックス）が提供する仮想デスクトップ環境における利用者認証を行うソフトウェア「AUthentiGate(オウセンティゲート) 静紋JS1クライアントバーチャルチャネルオプション」の販売を7月9日から開始します。これにより、ID・パスワード認証に加えて、指静脈認証による本人確認が可能となり、より強固なセキュリティ対策を実現します。

近年、企業の業種、業態、規模を問わずデスクトップ仮想化の採用が進んでいます。仮想デスクトップ環境では、自宅や外出先から社内ネットワークにつながっている個人のPCを利用できるなど便利な一方で、リモート接続がパスワード認証だけではなりすましによる不正アクセスのリスクが存在します。そこで、ID・パスワードによる本人確認に加えて、利便性を維持しながらセキュリティを強化する対応が求められています。

図：広がる指静脈認証の適用分野

このような背景の下、日立ソリューションズはシトリックスが提供するデスクトップ仮想化ソリューション「Citrix XenDesktop」とアプリケーション仮想化ソリューション「Citrix XenApp」に対応した指静脈認証ソフトウェア「AUthentiGate 静紋JS1クライアントバーチャルチャネルオプション」の販売を開始します。指静脈認証は、近赤外線を指に透過させて得られる指の静脈パターンの画像によって個人認証を行うため、なりすましや偽造が極めて困難であるとともに、認証速度が速くかつ使いやすいという特長があります。この指静脈認証を利用しアプリケーションログオン認証をすることでパスワードの盗難/流出によるなりすましを防ぎ、より確実な本人確認を実現します。さらに、「静紋 JS1」は持ち運びが便利な薄型・軽量な認証装置であり、外出先などモバイルPC利用時におけるセキュリティ強化と利便性にも対応しています。今後、卓上向けの指静脈認証装置「静紋 J300」への対応も予定しております。
　また、「静紋 JS1」はシトリックスが定める検証テストに合格し、シトリックス製品と連携して付加価値の高いソリューションを提供するCitrix Ready製品として認定されました。

なお、今回の発表に際し、シトリックスよりエンドースメントをいただいています。

デスクトップ仮想化ソリューションであるXenDesktop、XenAppを利用する際に、ID、パスワードに加えて指静脈認証を組み合わせてユーザー認証が強化されることにより、お客様におけるセキュリティの不安が払しょくされ、仮想化ソリューションをより積極的に展開していただけるものと期待しております。今後も日立ソリューションズとのパートナーシップのもと、お客様へより付加価値の高い仮想化ソリューションを提供していきます。
シトリックス・システムズ・ジャパン株式会社　マーケティング本部　本部長　伊藤 利昭

2012年7月9日

http://www.hitachi-solutions.co.jp/johmon/