ニュースリリース

　日立ソフト（本社：東京都品川区、取締役社長：諸島 伸治）は、クライアントPCのライセンス管理と物品の管理を支援する ｢クライアント管理サービス｣を2010年7月1日より販売開始します。
　本サービスでは、クライアントPCの管理業務における業務プロセスを規定し、 それをサポートするシステムをSaaS型で提供します(※1)。これにより、これまで難しかった「資産の見える化」を実現し、 企業規模の大小に関わらず高い運用効率を可能にしました。またライセンス管理では、 数年前から自社システムで蓄積してきた日立ソフト独自のソフトウェアカタログ(※2)を本サービスで提供することにより、 精度の高いソフトウェア導入状況レポートが閲覧可能となり、ライセンス管理を徹底できます。さらに本サービスの「見える化」により余剰資産を整理でき、 お客様のコスト削減を強力にサポートします。日立ソフトでは、このクライアント管理の仕組みにより、 自社の1万台を超えるPCの台数を約25％削減することに成功しています。

• ※1サービス利用ができないお客様にはプライベートクラウド版の提供やソフトウェアのカスタマイズ提供も可能です。
• ※2PCから取得したソフトウェアに関するシステム情報から、無償・有償の判定、パッチ等不要情報のフィルタなどを行ったもの

　近年ではソフトウェアのライセンス違反を指摘される事例が増えており、各企業・ 団体にとってライセンス管理の徹底はコンプライアンス遵守の観点から非常に重要な経営課題にもなっています。しかしながら、 これまで多くの企業でIT資産管理が行われてきたにも関わらず、ライセンス管理や物品の管理に課題が出るのは、 以下のように大きく２つの原因があるためです。

• クラアントPCの移管や持出し、ソフトウェアのインストール等がPCを利用する各部門によって実施されているにも関わらず、クライアントPCの管理は情報システム部門主導で行われているため、管理漏れが発生する。
• ソフトウェアのライセンス購入数と利用数のマッチングを行うライセンス管理は煩雑で、その徹底には膨大なソフトウェア利用情報からソフトウェアカタログを作成しなくてはならず、各企業の重い負担となっている。

これらの課題を解決する為、日立ソフトの「クライアント管理サービス」では、情報資産の各管理業務について、 実質的なクライアントPC所有者である部門が管理するように業務プロセスを規定し、システムによって見える化することで、 管理省力化と管理徹底を実現しました。また、独自のソフトウェアカタログを作成してライセンス利用状況の見える化を実現しました。

＜「クライアント管理サービス」の特長＞

１．業務プロセスの規定による見える化
・ PCの移管、持ち出し、貸し出しなど資産の動きをワークフローでリアルタイムに把握可能
・ ライセンスの過不足をリアルタイムに部門ごとに把握可能

ソフトウェアカタログの提供によるライセンス管理の省力化
・ 日立ソフト独自のソフトウェアカタログにより、精度の高いソフトウェア導入状況レポートが閲覧可能

＜動作環境＞

クライアント管理サービスエージェント	WindowsXP SP2以降、Windows7
WEBブラウザ	InternetExplorer7

• ※管理対象のクライアントPCにクライアント管理サービスエージェントをインストールして頂く必要があります。 SaaS型サービスであるため、サーバ設置の必要はありません。

＜価格＞

クライアント管理サービス　システム管理スイート	月額315円～ (税込み、PC1台あたり)

販売は500台から1台単位、年間契約が前提となります。

　本サービスは日立グループのクラウドソリューション「Harmonious Cloud」 のひとつとして開発されたものであり、 日立ソフトでは本サービスの拡販を積極的に推進していきます。今後はプロビジョニング（ソフトウェア配布）、脆弱性管理、 不正PC接続防止などにサービスを拡充していくことを予定しています。

＜サービス紹介＞
URL ： /client_management/

＜本件に関するお問い合わせ先＞
　担当部署：＠Sales24
　Tel: 03-5479-8831　　ホームページ: http://sales24.hitachisoft.jp/