X線検査判定支援ソフトウェア
X線装置を使った荷物検査において、AIを活用することで検査員を支援し、業務の効率化・負荷軽減を実現します。
- ●検査員の負荷が高い
- ●人手不足
- ●検査員の育成難
- ●再検査による混雑
- ●検査レベルの維持・向上
X線検査判定支援ソフトウェアとは?
AIを活用した自動判定技術を利用することで、X線による荷物検査の効率化・高精度化を実現する製品です。
例えば、空港の保安検査では、空の安全を守る要としての役割がある一方で、入念な検査によって混雑が生じると乗客の満足度が低下するという側面があります。この相反する困難な環境もあり、対応する検査員の離職率が高いという課題が指摘されています。本製品は、検査業務の推進をサポートすることで、乗客に安全かつ快適な旅行環境を提供し、検査員の負担を軽減することに貢献します。
導入イメージ
Before
- 検査に時間がかかり、混雑やクレームが発生
検査員は肉体的・心理的に負担が大きい
After
- AIが検査対象物品を検出。視覚的支援により検査効率が向上し混雑やクレームが減少
検査員の肉体的・心理的負担も軽減
導入のメリット
-
スループット向上 約40%※
精度のばらつき抑制と確認対象の絞りこみにより、一定時間に検査できる量が増加
※日立製作所の実証実験の結果に基づく「X線検査判定支援ソフトウェア」技術の導入効果 -
検査員の負荷軽減
既存X線装置の操作はそのまま、AIが視覚的にサポートすることで検査員の負荷を軽減
-
撮影データの活用
撮影画像はデータ化されるため、X線検査員の教育に活用でき、検査員の育成を支援
製品の5つの特長
特長1
- AIによる高精度な物品検出
- AIによる物品検知を行います。検知対象物品があった場合、アラートを出して検査員に物品の存在を伝えることで、対象物品の見逃しを防止します。
特長2
- 複数のレーンをひとつの画面で集中監視
- 各レーンに設置したX線検査判定支援PCをネットワーク接続することで、画面出力をひとつにまとめ、集中監視ができます。検査員の負荷が高く難しかった集中監視ですが、本製品により監視業務の負荷を軽減しながら各レーンへのアクションも可能となり、効率よく監視業務を行うことができます。
特長3
- AIによる追加学習
- AIによる物品の追加学習で、導入後も精度が向上し、新たな禁止物にも対応可能です。
特長4
- 柔軟なカスタマイズ対応
- 判定結果をパトランプで視覚的に明示したり、ソータ―の自動制御で、禁止物が検知された荷物を別レーンに移動するなど、設備との連携が可能です。お客様の運用に合わせてカスタマイズいたします。
特長5
- ログ取得機能
- 検査した荷物の画像と判定結果のログを取得し保存します。保存した画像は検査員のトレーニングなどに活用できます。