2017年6月30日 サポート情報 重要なお知らせ
秘文AE ContentsGate BaseにおけるStrutsの脆弱性問題の影響について 重要度:AA
[対策方法追加、対策バージョン削除]
ご使用いただいております秘文製品において、下記に示す問題が判明しています。内容をご確認の上、対応いただきますようお願いします。
1.現象
秘文AE ContentsGate Baseは、OSS(Open Source Software)のApache Struts2で報告されている脆弱性(CVE-2017-5638)(S2-045)(※1)の影響を受けます。これにより、秘文AE ContentsGate Baseの「秘文 Web Console」(※2)機能において、HTTP要求の中に、悪意のあるリクエストが含まれていた場合、任意のコマンド実行を許してしまうことがあります。
※1:詳細は、独立行政法人情報処理推進機構が公開している「Apache Struts2の脆弱性対策について
(CVE-2017-5638)(S2-045)」を参照してください。
https://www.ipa.go.jp/security/ciadr/vul/20170308-struts.html
※2:秘文AE ContentsGate Baseのバージョンが10-01より前の場合、「秘文 Web Console」を「管理コンソール」と読み替えてください。以下同様です。
2.発生条件
以下のすべての条件が重なった場合に発生します。
- 秘文AE ContentsGate Baseの「秘文 Web Console」機能をインストールしている。
- 「秘文 Web Console」を起動している。
- HTTP 要求の中に、悪意のあるリクエストが含まれている。
3.回避方法
ファイアウォール等の機能を利用して、「秘文 Web Console」のサービスが使用するポート(製品初期値:8079)に、他のPCからアクセスできないようにしてください。秘文Web Consoleの画面にアクセスする際は、秘文Web Consoleをインストールしたマシンより実施してください。
【補足】
「秘文 Web Console」は、以下のケースでのみ使用します。
- 環境を構築する場合
- 設定を変更する場合
- 外部認証基盤との同期を実施する場合
このため、秘文クライアントから「秘文 Web Console」のサービスが使用するポート(製品初期値:8079)にアクセスできなくても、持ち出し申請・承認処理に影響はありません。
4.対策方法
『秘文AE ContentsGate Baseが取り込んでいるStrutsの脆弱性対策手順書』(※)に従って対応いただきますようお願いいたします。
なお、秘文AE ContentsGate Base 10-10-/Bより古いバージョンをお使いのお客さまは、本対策の適用前に、秘文AE ContentsGate Base 10-10-/Bにアップグレードしていただいた上で、対応いただきますようお願いいたします。
※:『秘文AE ContentsGate Baseが取り込んでいるStrutsの脆弱性対策手順書』について
- @Service24をご契約されているお客さま
@Service24の情報をご確認ください。 - @Service24をご契約されていないお客さま
「6.お問い合わせ先」にご連絡ください。
5.対象製品一覧
製品 | バージョン |
---|---|
ContentsGate Base | 02-02 |
秘文AE ContentsGate Base | 10-00以降 |
6.お問い合わせ先
本件に関するお問い合わせ先
E-mail: hibun-desk@hitachi-solutions.com
※なお、当社@Service24保守サポートをご契約のお客さまは、@Service24をご利用下さい。
@Service24:https://service24.hitachi-solutions.co.jp/