ご使用いただいております秘文製品において、下記に示すお願い事項があります。ご確認くださいますようお願いします。
Windows 10(バージョン1903)で大型アップデートの配信方針を変更することが、日本マイクロソフト株式会社から公開されました。(詳細は「2.お願いの背景」を参照願います)
この変更に伴い、以下のバージョンの秘文では、Windows 10(バージョン1809以降)に秘文クライアントをインストールする場合、ブランチ準備レベルではなく、Windows 10 大型アップデートの適用を延期する日数をチェックするように変更しました。これらのバージョンでは、クライアントインストール媒体を作成するときに、秘文クライアントのインストール時にチェックする延期日数を0~365の範囲で指定することができます(※1)。
上記のバージョンの秘文クライアントをWindows 10(バージョン1809以降)にインストールする場合には、次のどれかの方法で、Windows 10 大型アップデートの適用を延期する日数を、秘文クライアントのインストール時にチェックする延期日数以上の日数に設定してください。
次の設定方法はWindows 10(バージョン1903)の場合の設定例となります。その他のバージョンでの設定方法については、Windowsのマニュアルまたは日本マイクロソフト株式会社が公開している技術情報を参照してください。
上記の設定を行わずに、上記のバージョンの秘文クライアントをWindows 10(バージョン1809以降)にインストールすると、「SFINSTCL_MSGID_0209 インストール前提条件を満たしていないため、インストールできません。」のエラーメッセージが表示され、インストールが失敗します。
なお、LTSC版のWindows 10 Enterpriseの場合、またはWSUSで管理されているWindows 10の場合は、上記の設定は不要です。
※1:
パラメータシートを使用してクライアントインストール媒体を作成する場合のみ、秘文クライアントのインストール時にチェックする延期日数を0~365の範囲で指定することができます。
Windows 10(バージョン1903)で大型アップデートの配信方針を変更することが、日本マイクロソフト株式会社から公開されました。
Windows 10(バージョン1809)までの大型アップデートは、SAC-T(半期チャネル(対象指定))とSAC(半期チャネル)という2回のタイミングに分けて配信されていましたが、Windows 10(バージョン1903)以降の大型アップデートは、SAC(半期チャネル)という1回のタイミングだけ配信されるようになります。
これに伴い、WSUS やSCCMで管理しておらず、Windows 10 大型アップデートを適用するタイミングを「半期チャネル」に設定している環境では、今後、Windows 10 大型アップデートのリリースと同時に、Windows Update経由でWindows 10 大型アップデートが適用されることがあります(※2)。
このため、秘文をWindows 10 大型アップデートに対応したバージョンにアップグレードする前に、Windows Update経由でWindows 10 大型アップデートが適用されないように、Windows 10 大型アップデートの適用を延期する日数を設定する必要があります。
Windows 10 大型アップデートの配信方針変更の詳細は、以下の日本マイクロソフト株式会社のWebサイトをご参照ください。
※2:
Windows 10(バージョン1809)で[半期チャネル]を選択している場合、設定した延期する日数に加えて60日の延期が追加されます。例えば、[半期チャネル]を選択して延期する日数に120日を設定した場合、Windows 10(バージョン1903)のアップデートは180日延期されます。
60日の延期が追加されるのはWindows 10(バージョン1903)へのアップデートのみであり、Windows 10(バージョン1903)より後のアップデートでは追加されません。
下記表は横にスクロールできます。
製品名 | バージョン |
---|---|
秘文 Device Control | 11-02以降 |
秘文 Data Encryption |
本件に関するお問い合わせ先
E-mail: hibun-desk@hitachi-solutions.com
※なお、当社@Service24保守サポートをご契約のお客さまは、@Service24をご利用下さい。
@Service24:https://service24.hitachi-solutions.co.jp/