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ロイヤルティプログラムとは|種類や導入手順、おすすめソリューションを紹介

顧客ロイヤルティとは?

ロイヤルティプログラムは、既存顧客との関係を深め、リピート率やLTV(顧客生涯価値)の向上を実現するためのマーケティング施策です。

「会員数は増えているのに、売上が伸びない」「リピート率が改善しない」……こうした課題は、施策の視点を顧客の数から顧客の質へとシフトすることで改善できる可能性があります。

本記事では、ロイヤルティプログラムの基本的な考え方から種類、導入の進め方、そして効果的な活用方法までを体系的に解説します。

目次

  1. ロイヤルティプログラムとは?
  2. ロイヤルティプログラムの主な種類
  3. ロイヤルティプログラムを導入するメリット
  4. ロイヤルティプログラムの導入手順
  5. 効率的にロイヤルティ向上を実現【PointInfinity】
  6. まとめ

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「会員管理システム」、「ポイント管理システム」にデジタルマーケティング機能を統合。
魅力的な会員プログラム、ポイントプログラムの構築から、運営で収集した情報を活用したAIによるレコメンド、効果測定などマーケティングのプロセスをトータルに支援することで、エンゲージメント向上を実現します。

ロイヤルティプログラムとは?

ロイヤルティプログラムとは、優良顧客が競合他社に流出するのを抑制したり、顧客に継続購入を促したりするためのマーケティング施策です。ポイント付与や会員ランク制度、特別な体験の提供などが該当します。

ここでいう「ロイヤルティ」とは、顧客が特定のブランド、商品、サービスに対して抱く忠誠心や愛着心です。単に何度も購入しているという事実だけでなく、「あえてこのブランドを選び続ける」という心理的な結びつきがあることが重視されます。

顧客ロイヤルティを醸成することは、購買・リピートなどの行動を促進するうえで重要な要素の一つとされています。

顧客ロイヤルティについてより詳しく知りたい方は、以下の記事で概要やプロセスを確認できます。

>>顧客ロイヤルティとは?ロイヤルティの概要から施策プロセスまでご紹介!

なぜ今、ロイヤルティプログラムが必要なのか?

スタンプカードに代表されるロイヤルティプログラムは、新しい手法ではありません。しかし、以下のようなマーケティング環境の変化に伴い、再び注目を集めるようになっています。

●新規顧客獲得コストの上昇
●Cookie規制に伴う顧客データ(ファーストパーティデータ)の価値の上昇
●市場のコモディティ化による消費者行動の変化

広告費の高騰や市場競争の激化・プライバシー保護の強化などにより、新規顧客の獲得コストは年々上昇しています。「1:5の法則(新規顧客を獲得するコストは既存顧客を維持するコストの5倍かかるとする法則)」や「5:25の法則(顧客の離脱率を5%改善すれば利益率が25%改善される)」などで示されるとおり、新規顧客を獲得するよりも既存顧客を維持・育成する方が高い収益性を期待できるということは、現代の市場における共通認識です。

また、サードパーティCookieの規制が進む中、自社で収集するファーストパーティデータの価値が高まっています。企業が精度の高いマーケティングを展開していくためには、顧客の同意のもとで購買・行動データを取得していかなければなりません。適切に設計されたロイヤルティプログラムは、良質なデータの獲得手段としても有益です。

さらに、デジタル化により比較が容易になった現代市場は、価格や機能だけでの差別化が難しくなる「コモディティ化」が加速しています。一度の満足が必ずしもリピートにつながらないケースも多く、企業はロイヤルティプログラムを通じて顧客理解を深め、特別な体験を提供し続けることが重要な要素となります。

「この企業だから選ぶ」という心理的な結びつきがないと、競合との差別化はより難しくなります。

ロイヤルティプログラムの主な種類

企業のビジネスモデルや顧客セグメントによって、選択すべきロイヤルティプログラムは異なります。効果的に顧客を囲い込むためには、業界特性・顧客行動・企業目標などにマッチしたロイヤルティプログラムを選択することが大切です。

ここからは、ロイヤルティプログラムの主な種類を紹介します。

購入・利用促進型プログラム

購入・利用促進型は、顧客の「購買金額」や「利用頻度」といった可視化しやすい行動に対して、直接的なインセンティブを付与する手法です。ロイヤルティプログラムの中ではスタンダードな形態であり、リピート率や顧客単価の向上において効果を期待できます。

購入・利用促進型プログラムの典型的な例は、「ポイント還元」です。購入実績に応じて付与されたポイントが割引や限定特典と交換できる「資産」となり、他社へ乗り換える際の心理的なハードルとして機能します。

ノーティア・ノーポイント型プログラム

ノーティア・ノーポイント型は、会員ランク(ティア)やポイント制度を設けず、登録だけで一定の特典を授ける手法です。限定セールへの招待や、割引クーポンの一斉配布などが該当します。

すべての顧客が対象というシンプルな仕組みであるため、顧客の参加ハードルが低い点が魅力です。ほかの手法と比較すると運用の手間やコストの負担は少なく、運営コストを抑えながら、顧客情報を取得したりコミュニケーション基盤を構築したりできます。

パーソナライズ型プログラム

パーソナライズ型は、顧客ごとにパーソナライズされた特典や体験、コミュニケーションを提供する手法です。顧客の属性や行動履歴、購買データなどに基づくパーソナルクーポンの提供や、おすすめ商品の提案などが該当します。

自分用にパーソナライズされた特典は特別感があり、顧客満足度の向上やリピーター化・ファン化に有益です。ただし、的外れな提案は信頼喪失を招くリスクが高いため、慎重な運用が求められます。

「顧客に刺さる提案ができていない」「すぐに休眠・解約されてしまう」などが課題の企業は、圧倒的なスケールとスピード・精度・学習能力で個別適正化を実現する、AIツールの導入がおすすめです。

「PointInfinity AI分析」はファーストパーティデータの分析・活用を通じ、多面的なパーソナライズ施策の設計を支援します。人的コストを抑えつつ高度なパーソナライズプログラムを実行したい場合は、ぜひご確認ください。

>>PointInfinity AI分析について詳しくはこちら

価値共創型プログラム

価値共創型は、顧客をパートナーと位置付けて、ともに新たな価値を生み出していく手法です。企業が一方的に顧客に特典や報酬を与えるのではなく、参加・貢献・共感といった行動を通じて関係性を深めていきます。

例えば「新商品や新機能のアイデア募集」「利用シーン・活用事例の投稿企画」などは、代表的な施策です。

価値共創型で醸成された顧客ロイヤルティは、特典や報酬に由来しません。「このブランドだから応援したい」という感情的な絆を形成しやすく、顧客との信頼関係やコミュニティによって競合他社との差別化を実現できます。

行動報酬型(エンゲージメント型)プログラム

行動報酬型は、製品の購入・サービスの利用だけではなく、レビュー投稿、SNS拡散、友人紹介といった関連行動にも特典を付与する手法です。日常の小さな行動が特典やポイントにつながるため、顧客が気軽に参加できるという特徴があります。

行動報酬型は報酬の対象を購買行動に限定しないため、さまざまな生活シーンにタッチポイントを配置することが可能です。顧客との接触回数を自然に増やすことで、特定ブランドやグループ全体への依存度を高める効果が期待できます。

経済圏連動型プログラム

経済圏連動型プログラムは、他社・外部サービスと連携して顧客に価値を提供する手法です。

経済圏連動型の特徴は、企業間での相互送客やクロスプロモーションが生まれやすくなる点です。

多くの顧客は、自社だけでしか通用しないポイントよりも、さまざまな場面で利用できる共通ポイントに魅力を感じます。「普段貯めているポイントが使える」「貯まっていく」という状態は顧客の購買ハードルを下げやすく、自社単独では獲得が難しい顧客にもリーチしやすくなるでしょう。

パーパス拡張型プログラム

パーパス拡張型は、企業の存在意義や価値観を軸にした報酬やコンテンツを提供する手法です。企業は顧客に対し、「企業の歩みを紹介する動画」「限定コミュニティへの招待」「限定イベントへの参加券」などを提供します。顧客の理解や共感を促進することで、ブランドへの信頼感や愛着を高めるのが狙いです。

購買以外の行動で企業とつながっている顧客は、金銭的インセンティブに依存しにくい傾向があります。価格競争で他社に奪われるリスクが少なく、長期的なロイヤルティを育てやすいのが特徴です。

ロイヤルティプログラムを導入するメリット

顧客ロイヤルティを高めるための施策
 

ロイヤルティプログラムの導入により、企業は以下のようなメリットを期待できます。

●リピート率・購買頻度の向上
●顧客単価・LTV(顧客生涯価値)の向上
●顧客データの収集・活用
●ファン・支持層の育成による競合との差別化

ロイヤルティプログラムは、「ポイントが貯まる」「あと数回で特典がもらえる」といった具体的な継続の動機を提供します。顧客の足が遠のく事を防ぎやすく、来店や利用サイクルの短縮化・顧客のリピーター化が可能です。

またランク制度やポイント制度を設計すれば、顧客は購入点数を増やしたり、上位商品を選んだりしやすくなります。パーソナライズ型や経済圏連動型ならアップセル・クロスセルも期待でき、1回当たりの購買単価が向上するでしょう。さらに、この状態で強固な顧客ロイヤルティを醸成できれば、LTVの向上も期待できます。

このほかロイヤルティプログラムは、ファーストパーティデータを自然に蓄積できる点もメリットです。データ分析によってパーソナライズの精度が高まれば、施策の質向上や無駄なコスト削減にもつながります。

さらに、ロイヤルティプログラムのメリットの中でも特に大きいのは、顧客を企業の価値観や世界観に共感した「ファン」に育成できる点です。

ファン化した顧客は価格差などでは離れにくく、口コミやSNSで自発的に情報を発信してくれる存在になります。商品やサービスに共感した顧客が自発的に発信する口コミやレビューは、広告よりも高い信頼性を持ち、新規顧客の意思決定に大きな影響を与えます。

ロイヤルティプログラムで多くの顧客をファン化できれば、競合との差別化やブランド力の強化を実現しやすくなるはずです。

>>顧客ロイヤルティとは?ロイヤルティの概要から施策プロセスまでご紹介!

ロイヤルティプログラムの導入手順

ロイヤルティプログラムを成功させるには、明確な目標設定と適切な手法の選択、そして適切な効果検証・改善が欠かせません。

ここからはロイヤルティプログラムの導入ステップと、注意点を紹介します。

目標設定

まずは自社の課題を洗い出し、ロイヤルティプログラムを通じて何を達成したいのか数値で具体的に設定しましょう。

ロイヤルティプログラムの目標には、以下のようなものがあります。

●リピート率を〇%から〇%に引き上げる
●離脱率を〇%低減させる
●平均購入単価を〇円アップさせる

具体的な数値目標を設定しておくことで、施策実行後の効果検証の精度を高めることが可能です。

特典・ロイヤルティプログラムの種類決定

具体的な目標が定まったら、特典とプログラムの種類を決定します。

「顧客が本当に価値を感じる特典か」「継続的に提供できるか」を精査して、現実的な特典を選択してください。

一般的な特典としては、以下のような例が挙げられます。

●買い物で利用できるポイント
●会員限定の割引やキャッシュバック
●限定商品へのアクセス
●優先サービス

また、ロイヤルティプログラムを選ぶときは、目的との相性を考慮しましょう。

導入の目的と相性のよいロイヤルティプログラムの組み合わせは以下のとおりです。

●顧客維持・定着:購入・利用促進型、ノーティア・ノーポイント型、経済圏連動型
●LTVの向上:パーソナライズ型、経済圏拡張型、購入・利用促進型
●ブランドエンゲージメントの強化:価値共創型、パーパス拡張型、ノーティア・ノーポイント型

顧客ニーズに合わない特典やプログラムを選んでしまうと、コストばかりがかさみ、期待した効果が得られない可能性があります。

運営体制の整備

ロイヤルティプログラムは顧客との継続的な関係構築を目的とするため、顧客体験を一貫させるための体制が必要です。ポイントの計算誤りといった管理上の不備や、 問い合わせへの対応遅延が重なれば、ロイヤルティの醸成は難しくなります。

ロイヤルティプログラムの運用体制を構築する際のポイントは、以下のとおりです。

●部門横断で連携できる体制を作る
●役割と責任範囲を明確にする
●データを生かすためのツールを導入する
●現実的なリソースも踏まえて設計する

ロイヤルティプログラムは、マーケティング部門だけでは完結しません。営業、カスタマーサポート、IT部門などと連携し、企画から効果測定まで一気通貫でできる体制を整えましょう。

このとき、役割と責任範囲を明確にしておくと、トラブル発生時も迅速に対応できます。

ただし担当者に過度な負荷がかかると、運用が続かなくなります。現場を疲弊させないよう、CRMで顧客データを一元管理し、MAツールと連携させて施策を自動化することで、業務効率化を図ることも重要です。

PDCAを回す

市場における顧客ニーズは、常に変化しています。ロイヤルティプログラムを実行した後は適切に効果検証と改善を行い、継続的にPDCAを回さなければなりません。

顧客の満足度を評価する指標を用いながら、施策の効果を確認しましょう。

ロイヤルティプログラムの効果を評価できる指標には、以下のものがあります。

●NPS®(Net Promoter Score):顧客がどのくらい製品や企業に信頼や愛着を持っているかを示す指標
●リピート率:一定期間内に再購入・再利用した顧客の割合
●LTV(Life Time Value):顧客が取引開始から終了までに企業にもたらす総利益
●アクティブ会員率:定期的に利用する会員の割合
●平均購入額:顧客1人の1回あたりの購入額
●チャーン率:解約率

効果検証に基づいて特典内容や対象顧客・コミュニケーション方法を見直していくことで、ロイヤルティプログラムを適正化できます。

効率的にロイヤルティ向上を実現【PointInfinity】

「フルスクラッチでポイント基盤を作るのはリスクが大きく、不安」「チャネル横断で顧客体験を提供できる仕組みが欲しい」「顧客一人ひとりに合わせた体験設計を実現したい」などの企業は、PointInfinityの導入によって顧客ロイヤルティの向上に有益な基盤を短期間で構築できます。

ここからは、自社のロイヤルティプログラムを戦略的に育てていきたい企業におすすめの、PointInfinityの概要や効果を紹介します。

>>PointInfinityについて詳しくはこちら

PointInfinityとは

PointInfinityは、会員管理・ポイント管理・デジタルマーケティング機能を統合したCRMです。会員情報や行動データを一元管理できるほか、顧客との接点を生かした施策設計・実行・分析までを一気通貫で実現できます。

以下は、PointInfinityで利用できる主な機能です。

●会員管理:会員情報の登録・検索・照会・更新、会員ステータス管理
●ポイント管理:付与・利用・キャンセル処理、複数種ポイントを同時管理
●AIによる高度な分析:レコメンド機能や休眠アラート(※オプション機能)
●加盟店・精算管理:加盟店情報の階層管理、グループ管理
●クーポン・キャンペーン管理:クーポン配信や来店促進施策を管理 など

データ活用によるファン化の加速

PointInfinityでは、会員データの分析から施策実行、効果検証までを一つの基盤でシームレスに連携できます。必要な情報提供やレコメンドはデータをもとにAIが分析するため、担当者の運用負荷低減を図れます。ロイヤルティプログラムの運用負荷を抑えながら、顧客一人ひとりの関心や状態に合わせたパーソナライズ施策を実現できるでしょう。

顧客に合った体験を継続的に提供できれば、顧客エンゲージメントを段階的に高めていくことが可能です。ポイント目当ての顧客を、感情的なロイヤルティを持つファンへと育成しやすくなります。

まとめ

ロイヤルティプログラムは、顧客との長期的な関係を構築し、リピート率や顧客単価の向上を実現するための有効な施策です。ただし施策で効果を上げるには、明確な目標の設定・自社に合ったプログラムの種類と特典の選定が重要になります。運営体制を適切に整えることも重要で、PDCAサイクルを継続的に回せる環境を構築しなければなりません。

運用負荷を抑えながら質の高いロイヤルティプログラムを実現したい企業は、既存のポイント管理パッケージの活用も検討しましょう。顧客一人ひとりの嗜好やニーズに合わせたアプローチが可能になることで、顧客満足度を高め、ファン化を促進できます。

まずは自社の課題や目標を明確にし、プログラム設計とシステム選定を検討してみてください。

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PointInfinity アナリティクスサービスは、ポイント運用状況の可視化やデータ分析を提供し、ポイントプログラムを利用したマーケティングを支援します。

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